Synology High Availability ウィザード

このウィザードは、high-availability クラスタを構築し、設定する手順を示してくれます。

ウィザードを起動する:

  1. Synology High Availability を起動します。
  2. 概要ページを開きます。
  3. [HA クラスタを作成] をクリックします。

受動サーバーのセットアップ:

受動サーバーにする Synology サーバーを決定してください。正常な状況においては、受動サーバーはサービスを提供しません。しかし、一度故障が発生すると、サービスはアクティブ サーバーから受動サーバーに転送されます。

  1. IP アドレス: 受動サーバーの IP アドレスを入力してください。
  2. ユーザー名: 目的のサーバーで administrator グループに属するユーザー アカウントを入力します。
  3. パスワード: administrator グループに属するアカウントのパスワードを入力します。

注:

ハートビート接続を設定する:

アクティブ サーバーから受動サーバーへのデータ複製手続きを簡略化します。High-availability クラスタが構築されると、整合性を維持するために、アクティブ サーバーから受動サーバーへこの接続を介してファイルがパッシブ サーバーへ転送されます。サーバーはこの接続を使用してシステム メッセージを配信したり、もう片方のサーバーの状態を確認したりします。

  1. HA 接続(ハートビート)インターフェイス:データの複製手続きを簡略化するために、現在のサーバーで有効なネットワーク インターフェイスを選択します。

注:

high-availability クラスタのネットワーク インターフェイス設定を行う:

High-availability クラスタは外部への接続インターフェイスとして、high-availability クラスタ IP アドレスを使用します。どの Synology サーバーがアクティブ サーバーになっているかに関係なく、DSM サービスを使用したい場合は、この high-availability クラスタ IP アドレスを使用して接続することができます。これを使用すると、アクティブ サーバーから受動サーバーへの切替えが完了した後、別の IP アドレスに接続するのを防止することができます。

  1. クラスタ サーバー名: high-availability クラスタの名前です。名前に関する制限については、サーバー名規則 を参照してください。
  2. ネットワーク インターフェイス: High-availability クラスタが使用するネットワーク インターフェイスです。前のステップでデータ複製用に指定したものとは別の LAN ポートを選択してください。
  3. IP アドレス:High-availability クラスタが使用する IP アドレスです。現在サービスを提供しているサーバーに関係なく、クラスタはこの IP を使って接続できます。
  4. サブネットマスク:High-availability クラスタが使用するサブネット マスクです。これはデフォルト値 255.255.240.0 に設定できます。

設定を確認する:

High-availability クラスタが使用する設定を再度確認してください。[適用] をクリックすると、システムは high-availability クラスタの接続を開始します。

注: