Cloud Sync
Cloud Sync を使用すると、ご使用の DiskStation と、Dropbox、Baidu Cloud、Google ドライブなど複数のパブリック クラウドの間でファイルを同期したり、共有したりすることができます。
新しい接続の作成
DiskStation とパブリック クラウド サービスの間でファイルを同期するには、ユーザー情報を使って Cloud Sync で接続を確立してサービス プロバイダーとリンクする必要があります。
新規の接続を作成する:
- Cloud Sync のユーザー インターフェイスで左下にある [作成] アイコンをクリックすると、ウィザードが起動します。
- 指示に従って、ファイルを同期するパブリック クラウド サービスを選択し、あなたのユーザー情報でログインしてください。
- ファイルを保存するために、ローカル フォルダを同期先として選択します。
注:
- 現在サポートしているパブリック クラウドには、Dropbox、Baidu Cloud、Google ドライブがあります。
- 接続を確立するときには、同期フォルダとして空白のフォルダしか選択できません。
- 百度の制限上、Baidu Cloud ストレージの My Application's Data/Cloud Sync フォルダにしかファイルを同期できません。
- Google ドライブ上のファイルについては、ローカル PC から Google ドライブにアップロードしたファイルのみ同期されます。
- 1 つのユーザー情報で 1 つの接続を作成することができます。異なるユーザー情報を使って複数の接続を作成することは可能ですが、同じユーザー情報で接続を重複することはできません。
- Cloud Sync は、OAuth 認証規格に準拠しており、DiskStation はあなたのアカウントのパスワードを保存したり、維持したりすることはありません。あなたのユーザー情報は、ファイルの転送と同期のためだけに使用されます。Cloud Sync は、連絡先などの個人的なアカウント情報にアクセスしたり、公開したりすることはありません。
接続の管理
接続を作成したら、接続情報を見たり、同期タスクを変更したりすることができます。
接続を管理する:
- 左側のパネルの接続リストから、編集したい接続を選択します。
- [概要] タブで [管理] をクリックし、次の手順に従ってください。
- 同期を一時停止:同期を一時停止します。
- 同期を再開:同期を再開します。
- リンク解除:DiskStation とパブリック クラウド サービスの接続を解除します。
DSM システム トレイから Cloud Sync を管理する
Cloud Sync をインストールして起動した後は、パッケージ アイコンが DSM システム トレイの右上に表示されます。Cloud Sync を簡単かつ効率よく管理し、システム トレイから次の操作を実行することができます。
- 最近変更したファイルの監視。
- 転送速度と現行の転送の進行状況の表示。
- すべての接続の一時停止、または再開。
- ペア化した同期フォルダを開く。
- Cloud Sync の起動。
上級者向け
確実にファイルやフォルダを同期させるには、次の点にご注意ください。
パブリック クラウド サービスに同期されないメタデータ:
- UNIX 読み書き権限および実行権限。
- Windows ACL。
- Mac の拡張属性。
- フォルダが前回変更された時間。
- ファイルが前回変更された時間(Dropbox および Baidu Cloud)。
- DiskStation が Dropbox からリンクを解除したときに加えられた、ファイルの変更内容。DiskStation を Dropbox に再リンクしたときに、ファイルが変更されているとしても、ファイル サイズが同じであれば、ローカル ファイルは Dropbox と同期されません。
競合するコピーに対するデフォルトの操作:
ローカル DiskStation とリモート パブリック クラウド アカウントの両方で同時にファイルまたはディレクトリが変更された場合は、Cloud Sync はできるだけローカルの変更を維持しようとします。クラウド サービスがバージョニングに対応している場合は、リモートでの変更内容は 1 つのバージョンとして保存されます。