即時の VM 復元

即時の VM 復元は、圧縮され重複排除されたバックアップ ファイルから迅速に VM を再起動して、生産現場の VM のダウンタイムを最小化することができます。 このセクションでは、即時の VM 復元の要件、およびプロセスの実行方法をステップバイステップで学ぶことができます。

目次

  1. はじめる前に
  2. 即時の VM 復元ウィザードを起動
  3. 復元ウィザード: VM と復元ポイントを選択
  4. 復元ウィザード: 復元モードを選択
  5. 復元ウィザード: 復元設定を構成
  6. 復元ウィザード: 適用して復元

はじめる前に

即時の VM 復元は、圧縮され重複排除されたバックアップ ファイルから迅速に VM を再起動して、生産現場の VM のダウンタイムを最小化することができます。 時間がかかるがフル I/O パフォーマンスを持つフル VM 復元に比べて、即時の VM 復元は数秒以内に VM を再起動できますが、I/O パフォーマンスが限られたものになります。

注:

  1. 即時の VM 復元プロセス全体を完了するには、即時に復元された VM を生産現場に戻す必要があります。 VM を、VM を実行させるハイパーバイザに移行させるか、あるいはクローンを作成するかを選択できます。 クローン中のデータ不一致に備えて、VM をシャットダウンすることをお勧めします。 VM の移行には適格の vCenter / Storage vMotion ライセンスが必要です。詳細は「VM の移行」を参照してください。
  2. 即時の VM の復元中に行われたすべての変更が、NAS に自動的に保存されるので、NAS に十分なスペースがあることを確認してください。

即時の VM 復元ウィザードを起動

復元ウィザードを起動し、即時の VM 復元を通して、VM を一番最近の状態または利用可能ないずれかの復元ポイントに復元することができます。

注:

即時の VM 復元の場合、ハイパーバイザがバックアップ先 (共有フォルダ) にアクセスしてマウントすることを許可されていることを確認してください。

復元ウィザード: VM と復元ポイントを選択

復元したい VM を選択し、それらの各 VM について復元ポイントを選んでください。

復元ウィザード: 復元モードを選択

復元モードを選択してください。

復元ウィザード: 復元設定を構成

[元の場所に復元]を選択したユーザーに対して、あなたは直接ウィザードのサマリーステップに渡すことができます。

[新しい場所に復元、あるいは異なる設定で復元]を選択したユーザーの場合、名前を指定してフォルダ、ハイパーバイザ、リソース プール、復元された VM を実行するネットワークを選択してください。 即時の VM 復元中に行われた変更はSynology NASに保存され、VM マイグレーションを実行するときに datastore を選択することができます。

復元ウィザード: 適用して復元

サマリーステップで、復元された VM の情報をチェックし、[適用][適用] をクリックして VM を復元してください。するとユーザーは自動で [復元ステータス]に案内され復元の進捗状況をモニターできます。即時の VM 復元全体を完了するには、[VM のマイグレート] をクリックしてください。

復元された VM を即時に実行したい場合は、[VM の電源を自動でオン] を有効化します。 テスト目的では、このオプションを選択しないことをお勧めします。手動で初期の VM を生産ネットワークから接続解除して衝突を避けてください。